コンピュータ周辺機器とソフトを手がけるリュウドは、米国に長期出張した経験を持つ長澤久吉社長が現地のベンチャービジネス熱に刺激されて設立した会社である。
「会社があるのは新潟の豪雪地帯。社屋は廃校になった中学校の校舎の一部を月2万円の格安料金で借りた。家賃の安さがここの最大のメリット」(長澤社長)
自社開発以外は米国メーカーの製品だから、輸入するのに東京も新潟も関係なし。注文や打合せもFAXやメールを使うから心配はない。
「儲けたいとか、今の会社が嫌いだからという理由では独立・起業はうまくいかない。儲からなくて当たり前、それで10年持てばなんとかなる」と長澤社長はいう。
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